相続放棄

借金も相続する必要があるか?

もしも故人が借金を抱えていたとしたら、遺族はその借金も同じように分配しなければなりません。 価値あるもの(つまり財産)だけを相続するということはできません。

では、故人が膨大な借金を抱えていた場合、その借金をどうしたらいいのか。 到底返せない額だとしたら、その場合は相続放棄を選ぶこととなります。 相続権利者の立場を放棄するということですので、財産も受け取れませんが借金を負わずにはすみます。 したがって、故人に借金がある場合、財産と借金の残りを計算した上で総合的にプラスなら相続、マイナスであれば放棄といった形がよいでしょう。

相続放棄した場合の取り分の考え方

これは相続権利者の立場を放棄するということですので、受け取るはずだった分は残りの権利者で分配されます。 例えば夫が亡くなり、配偶者と子供が3人いた場合、遺産は妻が1/2、子供がそれぞれ1/6となります。 この子供のうち1人が放棄したとすると、残りの子供の取り分が1/4に変わります。 あくまで相続権を放棄しただけなので、分配されるべき総額に変更はないのです。

では、妻も子供も放棄した場合はどうなるでしょう? これは、夫の直系尊属である両親や兄弟姉妹に同じように分配され、もう生きていない場合はその直径尊属(子供や配偶者)に引き継がれていきます。